ドイツのバターって発酵バターなの?という疑問からバターについていろいろな人に話を聞きました。
 
詳しいドイツのバターについての記事は、こちらを是非お読みください。

ドイツでも若い世代はバターについて深く考えたことないよ!という人がとても多いです。
そして年齢に関わらず、詳しく製法などについていろいろ質問すると、ちゃんとした答えが返ってこないことが多いです。
高齢の方々(1920年~1940生まれ)は、昔子どもの頃家で手作りしていたなど、実体験を持っている方が結構いらっしゃいます。1900年頃は牛を飼っている人は自分でバターを作るのが当たり前だったのですね。

🐄牛から搾った生乳は、Separatorという分離器に入れられ、生クリームと脱脂乳(Magermilch)に分けられ、脱脂乳(スキムミルク)はすぐ飲料用などに消費されますが、クリームは1週間分(長い時は2週間)貯蔵され、週末にバターを作っていました。 
!!!この貯蔵期間にクリームは発酵していたのです!!!
現在のように乳酸菌を添加するのではなく、自然発酵だったのですね。
これこそ本物の発酵バター!
やっぱり、昔の人々の知恵ってすごいですよねー。なーるほど!と思いました。

昔は、バターと言えば、週末のお楽しみ!日常の贅沢の一つだったのですね。
butter2
これ↑は手作りバター用の木型です。かわいいですね。
今は市販のバターを使って手作りハーブバターなどを作ると時によく使われます。

本物の自然発酵の手作りバター、食べてみたいな~!
でも、今では、昔ながらの製法で作っているところはほとんどないようです。
田舎の小規模の牧場や自家用に牛を飼っているところでは、もしかしたら、昔ながらの製法でバター作りをしているところがあるかもしれませんね。
いつか出会えると良いな~💖

発酵食品って、美味しいとか健康とかだけでなく、”人生”とか”暮らし”とか物語を感じることが多いです。

美味しいバターを使って、オリジナルハーブバターを作ってみませんか?
バターを室温で少し柔らかくしてドライハーブと塩・コショウを入れてよく混ぜて冷やすと出来上がり!
ドイツでは、ステーキや焼き魚にのせてとろ~り、いただきます。
こんな↓かわいい型で作ると食卓が華やぎますね。


日本ではかわいいシリコン型がたくさんありますよね!
ハーブでなくてもバターにハチミツを練り込んでトーストやパンケーキにつけても美味しいですよ。
是非お試しください。